更年期の基礎知識
正しく知ることから始めましょう

更年期ってなんだろう?

最近は「更年期」という言葉をよく聞くようになりましたが、まだまだ理解がされておらず、更年期が「ある人」「ない人」に区別されやすいです。

更年期というのは閉経に向かい女性ホルモンの分泌が減少する中で生理のあるすべての女性は体や心に何かしらの変化が起こる“女性の心身がゆらぎやすい繊細な時期”ということです。つまり更年期が「ない人」はいません。皆さん「更年期という時期がある人」であり、その中でも心身に現れる大きさやご本人の感じ方で、症状なのか障害なのかを区別してケアをしていきます。

更年期という言葉にネガティブなイメージや恥ずかしさをもつ方が多いですが、そんな風に思う必要など一切ありません。女性なら誰もが通る道であり、体や心を見つめる期間です。ケアの仕方やご自身のタイプを知っておけば何もこわいことはありませんし、ネット情報を鵜呑みにしたり、分からないからネガティブになりこわいのです。

正しい知識は安心感を生み、自分に合う改善方法を見つければ心に余白ができ「更に美しく年を重ねる時期」を過ごしていくことができます。

 

こんな変化ありませんか?
Check!
これって更年期?
Check
1

生理の変化

 

〇生理周期が不規則に

〇生理の出血量が減ってきた

〇たまに来る生理の出血が大量

〇生理痛がなくなってきた、または生理痛が重くなった

〇生理前になると食欲や心が不安定になった

〇生理前や生理中の冷えが強い

※ポイントは「以前に比べると…」と比較をされて下さい。

 

Check
2

体の変化

 

〇のぼせ、発汗、動悸

体に熱がこもる感じやほてってしまう

顔は熱いのに手足は冷たい

自分だけ汗をかいている状況が多い

急に心臓がバクバクして眠れない

 

〇疲れやすい

朝から疲れていて寝ても疲れがとれない

頑張ろうと思っても体力がなくすぐ横になりたくなる

雨の日でなくても頭がボーっとしたり痛みがある

耳鳴りやめまいがする

 

〇痛み

肩こりや腰痛が年々ひどくなってきている

背中(特に背中の真ん中)に強い張り

手首や指、関節に痛み、関節が太くなった

マッサージに行ってもすぐにカチカチ

 

尿漏れ、ちつトラブル

尿漏れや残尿感がある

便秘や下痢が多い

足を開脚すると痛い

内ももと下腹部を触ると冷たい

ちつにかゆみがでたり、おりものが増えた

 

 

Check
3

心の変化

 

〇気分の浮き沈み

理由もなく落ち込んだり、些細な事を気にする

やる気がある時とない時の差が大きい、やる気が続かない

突発的にイライラしたり、怒りが長引く

集中力がなくなる

更年期ではないと言い張る

更年期をなかなか受け入れられない

 

女性の年齢別変化

01.

プレ更年期

まず更年期の前段階で女性ホルモンが減少し始める35才~45才頃までをプレ更年期と言います。

20代~30代前半でピークだった女性ホルモンが急激に減り、少しづつ生理の変化や不調が見られるようになるのが35才頃からです。

生理のような目に見える変化だけでなく、よく観察しないと見過ごしてしまうようなちょっとした変化も頻繁に起こるようになります。

例えば、食べる量は増えていないのに太りやすくなった・20代の時とは違う乾燥による肌荒れが起こる・胸が痩せてきた・寒いのに耐えられなくなってきたなど。

また、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患を抱える方も増える年齢です。生理時の出血量が多くなったり痛みが強くなったら病院の受診をオススメします。

プレ更年期ってなんかショック…なんて思う女性も多いのですが、次の更年期に向けての大切な準備期間でもあります。ご自身にあうリラックスやリフレッシュ方法を探してみて下さいね

img_l

02.

更年期

45才~55才頃までの10年間を更年期と言います。閉経し55才を過ぎても女性ホルモンの低下による影響で心身の不調が続く方もいます。

プレ更年期よりも更年期の方が不調を強く感じるのは、卵巣の働きが衰えることで女性ホルモンがさらに急激に減少し自律神経の乱れを大きく引き起こすからです。夜眠れずに仕事に影響が出る、強い疲労感で家事ができないなど生活や人間関係に大きく支障が出てしまうと“更年期障害”となります。日常を過ごす中で症状は出るがケアをすると緩和するようなレベルであれば“更年期症状”となります。

更年期の症状(障害)は一種のストレス性疾患とも言われており、心の在り方や性格(考え方)が大きく影響しています。症状に個人差があるのは、年齢による身体的変化だけでなく、その人の気質やおかれている環境も左右されているためです。

症状の大小関係なく、女性の繊細なゆらぎ時期ですので、できるだけ気持ちを楽にリラックスできる生活習慣や環境づくりをしましょう。また、できていたことができなくなる方も少なくありません。自分を責める必要はないですし、誰かにお願いして甘えてみても良いかもしれません。

 

5053152_s

03.

更年期後

閉経を迎えると女性ホルモンの分泌がほぼ0になります。だからといって「女性として終わり」ではありません。むしろ更年期以降はエネルギーがみなぎり、元気に過ごししやすい時期(黄金期)に入ります。

しかし女性ホルモンによる守りがなくなるため、閉経後は少し体を気遣う必要があります。これまでよりも病気のリスクが上がる可能性が高くなりますので積極的にケアをしてあげましょう。

まず、女性ホルモン欠乏により骨がもろくなり簡単に骨折しやすくなります。骨を守るためにも筋肉を柔軟に、かつ無理のない範囲で鍛える必要があり、質の良い筋肉づくりが重要なポイントとなります。

次にコレステロール値が上がりやすくなります。実は女性ホルモンが悪玉コレステロールの増加を抑えてくれていたのです。閉経後に血圧が異常に高くなってしまった方のお話もよく聞きます。放置し数値が引っかかると投薬による治療が必要となり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも上がります。閉経は生活習慣を見直すきっかけにされると良いかと思います。

不調になりやすい更年期を抜けて閉経後の女性はメリットも多くあります。元気いっぱいで過ごすためにも健康への意識を持ちながら楽しく過ごしましょう。

 

 

S__91160578
サロン営業日:火・水・金曜日
お気軽にお問い合わせやご相談下さい
Access

電車で通いやすい場所に位置するサロンで上質なメニューをお届けします

概要

店舗名 Salon de Tamaco
住所 千葉県習志野市藤崎
※ご予約頂きましたお客様へ
詳細をお知らせします
営業時間 10:00~19:00
定休日 不定休
最寄り 津田沼駅から徒歩7分
津田沼イオンの裏です

アクセス

駅から徒歩で通える位置に店舗を構えているので、お仕事帰りやお出かけのついでに立ち寄りやすいサロンです。送るまでお越しのお客様は、近隣の駐車場をご利用ください。事前にご予約をいただけましたらお子さま連れでのご来店も可能です。
Contact

お問い合わせ